masa02-2 <昌宜戦記> ~外伝 房良の章~ パロディ2(特殊)
パロディ編、まだまだ続きます。
3ぐらいで終わらせるつもりでしたが
ものすごく長くなりそうな予感・・・
近藤には二度も助けてもらった。
あのままでは食われていた。
あのままでは奴隷だった。
<昌宜(まさよし)戦記> ~外伝 房良の章~ パロディ2逃げた沖田を探す者がいた。
「兄上ぇ~」
「十貫減るまで兄上と呼ぶなと言っただろっ」
「奴隷を逃がしてしまいました・・・」
仕事の一つも満足にできないのか。
まったくもって美しくない。
「手がかりは?」
「近藤という魔術師です」
近藤?ということはあの者がそばに・・・
「近藤を探し出せ」
翌日の昼。
兄に近藤を探すように言われ
三木は街はずれまで来ていた。
近くを通りかかった者に
「この近くで余所者を見なかったか?」
と聞いたところ、この先の家に二人組の男がいるらしい。
しかしその家に着いてみると女と若い男しかいなかった。
「ここに近藤という男はいるか?」
「名乗らんものに教える必要はないな」
「・・・」
この家の女主人か?
綺麗な顔なのに性格がキツイ女だ。
「まぁいい、教えてやろう。近藤さんは街だ」
「・・・土方さん」
「本当か?」
「うそを教えなくてもあの人は強いからな」
大丈夫だろ、ぜんぜん問題ない。そう言うと
とっとと帰ってくれと追い出された。
三木は街を探したが近藤を見つけることができなかった。
このままでは兄にまた叱られると思い、再度土方の家へ。
昼間いた男はいない。
女が扉から出てきたところを取り押さえ、捕まえる。
「土方副長っ」
「神谷は家に入ってろ!」
(か、かわいい♪・・・神谷と言うのか)
二人とも屋敷まで連れ帰りたいところだが伝言役がいる。
三木は神谷を縛り上げ、土方を預かったことを
近藤に伝えろと家を後にした。
なぜ、なぜこんな時にあの人はいないのか?
昼はあんなに散々まとわりついて話しまくり
勝手に歌まで聞いていたぐらいなのに・・・
何とか起き上がり外へと向かう。
そこへ近藤が帰ってきた。
「なにがあったんだ!?」
PR