hana03 <花香る季節>揺れる気持ち
やっと第3話ですね。
これはちょいネタばれにも入らないと思うんだけど・・・
う~ん微妙かな?
花香る季節「1.溢れる心」のセイsideです。
<花香る季節> 3.揺れる気持ち先生が私を必死で探してくれてたのはうれしかった。
でも、でも先生。
--そんなことは言わないで--
「失礼します」
「こんな遅くにすいません」
「いいえ。それで・・・お話とはなんですか?」
すごく嫌な予感がする。
聞きたくない。
「あの、ですね」
「はい」
「・・・」
長い沈黙が続き、つい言ってしまった。
「もう夜も遅いですし、明日にしませんか」
--先延ばしにしても仕方がないのに--
「最近あなたが眩しく見えるんです
見ていると胸が苦しくなるぐらい」
突然の言葉に戸惑う。
抱き寄せられて期待してしまう。
でも・・・裏腹に絶望の予感。
「隊を出なさい」
やはりいつも通り!いつも、いつも。
---頬に涙がつたう。
また泣いてしまった。
泣いても意味がないのに。
こんな私は嫌だ。
なぜか目を頬を先生の唇が優しく慰めてくれる。
揺れる、揺れる私の気持ち。
「私は隊を離れません」
それしか言えない。
--私は隊を離れません--
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