風光るさぁちに申請してたのですが断られました。
理由が『ブログだから』。
こちらとしては書いてある条件をすべて満たしているし
表示形式が違う程度の感覚だったのですが・・・
面倒くさいですね。
まあ、トップをHPで作ってリンクするっていう
姑息な手段もありますがそこまでするつもりはありません。
正直ブログのほうがUPしやすくて
手軽にたくさんの作品を発表できますしね♪
ブログ最高っ!
※ちなみに申請前にリンク貼れって条件だったので貼ってたリンクも外しちゃいました(爆)
もう夏も終わりに近づいてきましたね~
ちょっと遅くなりましたがお盆ネタです。
<京の夏>
夏祭りも花火も今年の夏は行けなかった。
祇園祭は警備に追われてあまり見る暇もありませんでしたし。
江戸では大川(隅田川)で夕涼みがてら花火を見ましたっけ。
沖田は懐かしい思いでぼんやりと考えていた。
ああ、今日は送り火がありましたか。
神谷さんを誘ってみましょう
そう思ったがお馬で屯所にはいない。
それならばとお里の家へ向かう。
「ごめんくださーい」
「あら沖田せんせ」
「神谷さんはいますか」
「あれ?沖田先生」
休みのあいだに家まで訪れるなんて
なにかあったのかと思ったがそうではないらしい。
「送り火を見に行こうと思って」
「そういえばお盆終わりですもんね」
「一緒に行きませんか」
「・・・でもお馬」
「そないなこといわんと行ってきなはれ」
折角やしとお里さんが女子姿に仕上げてくれた。
しかし沖田先生がなんと言うであろう。
「本当にこんな格好で行ってかまいませんか?」
「これならわからないでしょうし」
「でも」
「お休みのときぐらい、いいですよ」
だってそんなに綺麗なのだから。
「支度をしたので遅くなりましたね」
「途中まで籠を使いましょう」
神谷はもったいないとは思ったが体調からも
籠を使わないと間に合わない。
「ほな、いっといでやす」
「「行ってきます」」
お里に見送られながら家をあとにし
嵐山までやってくると
もうたくさんの人が集まっていた。
「始まりますね」
「あ、」
「危ないですよ」
神谷さんが転びそうになったところに手を貸し
そのまま不自然にならないように手を繋ぐ。
「綺麗ですね」
「・・・はい」
あなたが、とつい言ってしまいそうになった。
手を繋いでいることに照れているのか
赤い顔をするあなたに見惚れている間に
鳥居の形へ火がまわり一刻ほどで終わった。
「帰りますか」
「せっかくなのでどこかでご飯でも」
もうだいぶ遅くなりましたがと神谷さんが言う。
確かに夕飯を食べ損ねた。
明日の隊務は昼からなので時間はある。
しかしこのまま部屋で二人きりになるのは気恥ずかしい。
「もう遅いですし」
「そうですか」
寂しそうな顔をする。
そんな顔をさせたくはないのに。
「そういえば今年の夏は大丈夫ですか」
「京の暑さにも少しなれました」
あなたがいつも気をつけてくれているからかもしれませんね。
それにまたあんな風に倒れるのはもうごめんです。
--あなたを守れませんから--
京の夏はまだまだ暑い。
最近コミックスが待ちきれず本誌を買ってます
風邪を引いてなぜか肩が痛い管理人です・・・
いや普通に喉とかも痛いんですけどね。
その体調の悪さにもかかわらずどうしても読みたくて
今日(もう昨日だけど)フラワーズを買いに本屋へ。
内容に触れないよう詳しい感想などは省きますが
キャーって感じでわはっはは~となりつつも
どうなるどうなるとも思える内容でした。
ふぅ、満足満足♪
まってたかいがありましたよ。
兄上のためにゲド戦記にはない役作っちゃいました。
斉藤先生!がんばって。
「・・・神谷さんっ」
それが意識を失う瞬間
無意識に総司が発した言葉だった。
<昌宜(まさよし)戦記> ~外伝 房良の章~ パロディ4
そのころ清三郎は悩んでいた。
(本当に彼を探すことが彼のためになるのか)
彼自身が選び、出て行ったのだから
探されることは迷惑にならないか
そう思ってしまったのだった。
しかし、近藤が探してきた剣を渡さなければならない。
どうしたらいいのだろう?
そこへ兄の友人が訪ねてきた。
「どうした?清三郎」
「斉藤先生っ」
清三郎は斉藤を死んだ兄に重ねていた。
こんな時、兄ならきっと良い助言をしてくれるに違いない。
「実は・・・」
神谷は斉藤にすべてを話した。
近藤が伊藤の屋敷に着く少し前。
連れ去られた土方は寒気を感じていた。
「この屋敷はなんなんだ?!」
見た目は普通といえば普通なのだが
なにか嫌な予感がし、足が止まる。
「いいからさっさと入れ!」
「三木っっ 彼を乱暴に扱うんじゃないっ」
「兄上?」
兄とは誰のことだ?
この肉槐の兄なのだから同じような者であろう
そう思い見渡すが、目の前にそのような者はいない。
まさか先ほど発言した者なのだろうか。
どう見ても血の繋がりがあるとは思えないが。
「やはり君だったか」
「?」
見覚えはないが美形ではある。
しかし何故かじんましんが出てきた。
「土方君っ やはり君はどの世界でも美しい!!」
「誰だ!てめえ」
「・・・覚えてないのかい?」
悲しそうな顔をして擦り寄ってこようとする。
「やめろお~~~~!!!気持ちが悪いっっっ」
神谷は斉藤に話していた途中何故か悪寒がした。
斉藤は怪電波を感じていた。
近藤は土方の叫びが聞こえた気がした。
総司は意識がなくわからなかった。
総司はそのことをあとで後悔した。
あの時、道はどちらでも同じと思ったことも。
「清三郎、私は剣を届けたほうがいいと思う」
「なぜですか?」
「届けないとお前が後悔しないか?」
「・・・」
「もし、その者が迷惑だと思うなら去るさ」
さすが斉藤先生はすごい。
私の悩みも気持ちも理解してくれる。
「兄上っありがとうございます!」
そう言い終わらない内に駆け出す神谷。
(やはりお前の中で私は兄代わりでしかないのか・・・)
斉藤はいつも通りの表情で心寂しく神谷を見送った。