長いままじゃと思って区切ってUPすることにしたのですが
当初、3つぐらいなはずが終わらない・・・
少しずつの更新になりますがご勘弁ください。
相変わらず、映画『ゲド戦記』ネタばれです。
<昌宜(まさよし)戦記> ~外伝 房良の章3~
目覚めた時には知らないベッドの上だった。
「わしは、芹沢鴨じゃ」
「私は、なぜここにいるのでしょう?」
「わしが助けた。もう影は追ってこない」
ノドが乾いたろう・・・と飲み物を渡す芹沢。
しかし、それは麻薬だった。
「お前に協力してほしいことがある」
(頭がぼーっとする・・・考えることが、できない)
「お前の諱(いみな)はなんだ?」
『・・・か、ね・・よし』
街から戻ってきた近藤に神谷は
里が連れ去られたと伝えた。
「総司はどうした?」
「探したのですが見つからないのです」
「会ったらこれを渡してほしい」
近藤は神谷に沖田の剣を渡すと
新見によって連れ去られた里を取り戻すため
芹沢の館へ向かった。
「お里を返してほしい」
「戦って勝てたらな」
「では降りて来い」
「戦うのはわしではない」
「・・・総司! どうしてここに」
諱を知られたことによって操られる沖田。
あれほど慕っていた近藤を襲ってしまう。
「総司、死を恐れるな」
「・・・」
「永遠に生き続けることは、ずっと死ぬことを一緒だ」
近藤は捕まってしまった。
里と同じ牢で朝を待つ近藤。
神谷は沖田を探していた。
そこへ現れる沖田と思われる人影。
まるで「ついてこい」と言わんばかりに
先へ先へと進んでいく。
追いかけて行くと、ある館の前で止まった。
「沖田先生、これ」剣を差し出す。
「ここから先、私は行けません。私は沖田の影です」
「影?」
「元は光でしたが、追い出され影になりました」
「・・・」
「あなたに私の諱を授けます」
「私に?」
「あなたなら取り戻すことができると思うから」
影は神谷と共に。
沖田は一晩中考えてた。
そこへ警備の目を盗み、清三郎が剣を持ち現れる。
「近藤局長とお里さんを助けて」
「・・・私には無理です」
「沖田先生なら、できますっ」
「・・・守りたいのに」
「大事な人なんでしょう!」
--私が一緒に参ります『房良』--
「なぜその名を?」
「先生の影から伺いました」
神谷は影から託されたことを話した。
「私の諱は『セイ』」
『セイ』
私は神谷さんを抱きしめた。
私は影を受け入れる・・・
そして剣を持ち、神谷と共に部屋を飛び出した。
やっと最終回です。
しかし、ゲドネタでもう一連載書きます。
というかUPしてないけど、もう書いてます。
映画『ゲド戦記』風光るバージョン シリアス編
どうぞお楽しみください。
<昌宜(まさよし)戦記> ~外伝 房良の章4~
「先生!あそこっ」
「神谷さん、行きますよ!!」
私達は処刑が行われようとしている塔へと向かった。
「待ちなさい!」
「総司!」「沖田はんっ」
「わしを助けてくれるんじゃなかったのか『房良』」
「うっわぁ・・・」
「沖田先生!」
「大、丈夫です」
操られそうになる。
しかし、気を整えると沖田を纏うものが変わった。
--そしてついに、抜けないはずの剣が、抜けた--
昼の行灯から凍える月へ
「凍える月のようじゃな」
「近藤先生を死なせません」
「しかし、わしはどうしても永遠の命がほしい」
そう言うとあっという間に神谷を抱え走り出す。
「神谷さんっっっ」
「先生ーーー!」
近藤と里を助け、すぐさま芹沢を追う沖田。
「わしは、わしは永遠の命を手に入れ・・・」
「そんなこと望んじゃいけない!」
「皆に認められる大魔術師に・・・」
「や・め・て・・・」
芹沢が黒い影に飲まれていく。
それを止めようとする神谷の喉に芹沢の腕が食い込む。
「やめろーーー!!」
神谷の命の火が尽きた・・・
その瞬間っ
まぶしい光と共に神谷の中の竜が目覚めた。
「闇に帰りなさい」
「嫌だあああぁーーーーー!!!」
芹沢は闇へと還っていった。
と同時に建物が崩れていくっ。
『セーーーーーイッッッ!!』
神谷は竜へと変わり、沖田を乗せ、飛んだ。
「総司と神谷君は大丈夫だろうか?」
「あの二人なら大丈夫でっしゃろ」
(なんせ一緒にいるんやから)
近藤と里は芹沢の館を後に家へと帰った。
『セイ』
沖田は竜となった神谷を見つめる。
人へと戻る神谷。
沖田と神谷も里の家へと帰る。
その後、私は近藤先生と神谷さんに
国へ戻り皆にすべてを話し終わったら
必ずまたここへ戻ってくると約束した。
--私の旅は終わったのかもしれない--
しかし世界の均衡はいつ戻るのか・・・
---
昌宜は近藤勇、房良は沖田総司の諱(実名)。
『ゲド戦記』のあらすじチックに終わってしまった(自爆)
表現力のなさを痛感しました。
<キャスト>
アレン・・・沖田総司『藤原房良』
テルー・・・神谷清三郎『富永セイ』
クモ・・・・芹沢鴨
ウサギ・・・新見錦
テナー・・・里
国王・・・・土方歳三
ハイタカ(ゲド)・・・近藤勇『藤原昌宜』
いつも拝見している、風の二次小説を書いてらっしゃるサイト様に
WebClapがついたのを見てましたら・・・
うちにもつけたくなっちゃいまして(笑)
めちゃめちゃ突貫工事ですが、つけちゃいました。
一応一言コメントなども送れるようになってますので
よかったら管理人を励ましてやってくださいっ
とりあえず書けるところまで書いて21巻が出たら
考えてみることにしたので続きをUPします。
ついに兄上登場です。
斉→セイで斉藤先生が語ります。
<花香る季節> 5.蕾といえども
三番隊へ異動となるとまた清三郎が泣くかもな・・・
異動の話を土方から聞いた時そう思った。
しかし先ほどのようなところを見ると落ち着かない。
泣くならいつものように私の下で泣けばよいものを。
なぜ土方の胸の中で泣いていたのか。
(泣かしたのはまた沖田さんなのだろう?)
先ほど沖田が戻ってきた様子からしてそうに違いない。
--また、あの日のように一緒に飲みにでも行くか--
斉藤は神谷と初めて飲みにいった日のことを思い出していた。
「うわあぁーーーんっ ぐずっ」
「・・・神谷?」
「斉藤せんせ!?」
何をぐずっているのかと思い
飲みにでも行くかと誘ったのは私だが
今、激しく後悔していた。
「もっと飲め 斉藤ーーっっ!!」
(神谷は、大トラだったのか)
絡んだり拗ねたり笑ったり
暴れては、表情がコロコロ変わる。
「沖田総司のバカヤロー!!」
今度は泣いている。
「お菊なんて女のどこがイイんらよ~」
これが原因か・・・沖田さんが可愛がり過ぎるからだな。
「こんな所で寝るな 風邪をひく」
「!! 兄上の声にそっくりら~」
「そろそろ帰るぞ」
イイ事発見ー♪
こうしてると本当に兄上と話してるみたい
と目をつぶる神谷に
--どっきゅん--
なんだ、今のは?
と思いつつ神谷を屯所まで連れて帰ったのだっけ。
(あの時から恋が始まったのか)
神谷が沖田さんを兄分と決めているのを
分かっているからこそ
”忍ぶ恋こそ至極なり”
と決めたのだが、沖田の様子を見ると
ついつい手にかけてしまいそうになる。
本当にあの沖田さんで幸せになれるのか?
その思いが、神谷の魅力が私から平常心を奪う。
名月の決闘の時終わったと思ったのに
その後の神谷の様子を見て
無理やりにでも奪ったほうがいいのではとも。
(未熟者だぞ、一)
忍ぶ恋と決めたからには平常心を保たねば。
井戸へ向かい頭から水を何度も被る。
神谷には今度から酒を飲む前に甘酒を飲むことを教えよう。
せめてそれが武士の作法だ・・・
そして無防備にもトラにもなられなくて済む。
絶対に教えるべきだと心に決めた斉藤であった。
えっと・・・みなさんに言っているわけではありません。
自分に言ってます(爆)
今週末は新横浜でSMAPコンサートが行われていたのですよ。
ですが、土曜はB'zのライブ日曜はB'zのファンクラブイベントに
行ってる私は何?
せめて今日コンサートグッズぐらい買いに行くつもりが
暑くて体調が悪い体には新横浜は遠かった...orz
だってまだ国立競技場も東京ドームもあるしね!
ってチケット取れてないヒトが言うセリフではないかも。
でもデビュー前コンサートから何とかすべてクリアしてきた身として
絶対にデビュー15周年コンサートは行かせていただきますとも♪
なので、よかったら誰かチケット譲ってください(笑)