masa01-4 <昌宜戦記> ~外伝 房良の章4~(特殊)
やっと最終回です。
しかし、ゲドネタでもう一連載書きます。
というかUPしてないけど、もう書いてます。
映画『ゲド戦記』風光るバージョン シリアス編
どうぞお楽しみください。
<昌宜(まさよし)戦記> ~外伝 房良の章4~「先生!あそこっ」
「神谷さん、行きますよ!!」
私達は処刑が行われようとしている塔へと向かった。
「待ちなさい!」
「総司!」「沖田はんっ」
「わしを助けてくれるんじゃなかったのか『房良』」
「うっわぁ・・・」
「沖田先生!」
「大、丈夫です」
操られそうになる。
しかし、気を整えると沖田を纏うものが変わった。
--そしてついに、抜けないはずの剣が、抜けた--
昼の行灯から凍える月へ
「凍える月のようじゃな」
「近藤先生を死なせません」
「しかし、わしはどうしても永遠の命がほしい」
そう言うとあっという間に神谷を抱え走り出す。
「神谷さんっっっ」
「先生ーーー!」
近藤と里を助け、すぐさま芹沢を追う沖田。
「わしは、わしは永遠の命を手に入れ・・・」
「そんなこと望んじゃいけない!」
「皆に認められる大魔術師に・・・」
「や・め・て・・・」
芹沢が黒い影に飲まれていく。
それを止めようとする神谷の喉に芹沢の腕が食い込む。
「やめろーーー!!」
神谷の命の火が尽きた・・・
その瞬間っ
まぶしい光と共に神谷の中の竜が目覚めた。
「闇に帰りなさい」
「嫌だあああぁーーーーー!!!」
芹沢は闇へと還っていった。
と同時に建物が崩れていくっ。
『セーーーーーイッッッ!!』
神谷は竜へと変わり、沖田を乗せ、飛んだ。
「総司と神谷君は大丈夫だろうか?」
「あの二人なら大丈夫でっしゃろ」
(なんせ一緒にいるんやから)
近藤と里は芹沢の館を後に家へと帰った。
『セイ』
沖田は竜となった神谷を見つめる。
人へと戻る神谷。
沖田と神谷も里の家へと帰る。
その後、私は近藤先生と神谷さんに
国へ戻り皆にすべてを話し終わったら
必ずまたここへ戻ってくると約束した。
--私の旅は終わったのかもしれない--
しかし世界の均衡はいつ戻るのか・・・
---
昌宜は近藤勇、房良は沖田総司の諱(実名)。
『ゲド戦記』のあらすじチックに終わってしまった(自爆)
表現力のなさを痛感しました。
<キャスト>
アレン・・・沖田総司『藤原房良』
テルー・・・神谷清三郎『富永セイ』
クモ・・・・芹沢鴨
ウサギ・・・新見錦
テナー・・・里
国王・・・・土方歳三
ハイタカ(ゲド)・・・近藤勇『藤原昌宜』
PR